ホントに死んだら お前らのせいだぞ
行き止まりになった一画は、
異様な空間と化していた。
不愉快なにおいは、まるで空気に色が
着いているような気分にさせられる程だ。
それが、この場所元来の湿気と混じり合い、
私の頭は、靄がかかったように
思考力を失っていた。
しかし、そんな状態だったからこそ、
私は目の前の物体を
調べてみる気になったのだろう。
それは白くて大きく、全く動かないが、
おそらくかつては生きていたものか、
あるいはその一部だろう。
あまりにもおぞましい、と思ったら、
なんだか人間のような形にも見える。
ていうか人間かもしれない。
いやそれにしては、細部のディテールとか
微妙に違うかも。
もしかすると人間の変わり果てた姿、
いや待って下さい、これシンコティンかも。
だとすると、人間でいいのか。
でも人間って言い切るにはなんかちょっと
違うとこあるよね。
これなんなの、人間でいいの。
一応人間てことにしとくか。
じゃあ人間ってことでお願いします。
人間でした。
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